新年のご挨拶

新年明けまして、おめでとうございます。

新しい年になり、弊社事業も新たな段階へ向かいます。

昨年より、新たなビジョンを掲げました。

2025年には、130万人分もの労働力が不足するという結果があります。

それを埋めるために、現状は外国人の力を頼っている状況ですが、この状況は根本的な解決にはなりません。

日本人間での技能継承が行われず、10年後には職長不足という現状よりも厳しい状況になります。

 

また、働き方改革によって休日が増えます。

休むことは良いことですし、私も実際こどもの運動会には参加できていません。

心身ともにより良い環境で、働くためには必要な改革です。

しかし、こと経営にとっては解決にはかなり困難な問題が生まれます。

その問題とは、この業界は労働力提供型のビジネスモデルでありますので、直接的な売上の減少と比例的に変動しない固定費による利益の圧迫など、企業の存続にとって致命傷となりかねない問題なのです。

私は、業界のこれまでの常識を覆すようなインパクトを持った、人手に頼らない建設現場の生産革命が必要だと考えています。

これまで鉄筋工事の工業化と言われていたものは、同じ職人が違う場所で同じ仕事をしていたものです。要は、現場作業を工場作業に置き換えるといったものでした。

私の考える工業化は、貴重な職人さんたちには楽に作業が出来て単純大量作業から解放された腕を見せるステージともいうべき現場で活躍して頂き、単純作業はロボットや一般工員さんで賄っていくというものです。

2019年より、弊社は真の工業化による職人の保護を実現します。

2021年までの2年で、都島Methodというべき生産技術革命を完成させる所存です。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

2019年元旦

有限会社都島興業

代表取締役 眞部達也

地元のサイトで紹介されました。

弊社事務所がある、三木町が運営する KIT*MIKI に紹介されました。

紹介ページリンク:http://www.kit-miki-kagawa.com/pickup/

地元の方々に、より良い職場を提供すべく運営してまいります。

弊社にご興味がある方は、いつでもお越しください。

事前にお電話を頂けますと幸いでございます。

087-899-8085(担当 眞部)

 

新年御挨拶

2018年 新年御挨拶

 

はじめに

本年、我が社は創業30年を迎え、日本も平成元年から今年で30年となります。平成2年以降、戦後からの高度成長期も凌ぐ夢のようなバブル黄金期が音もなく崩壊し、我々の親世代は、知らないうちに長く苦しい景気の反動を迎えていました。しかし、これは景気の波の一部であり、暗く長いトンネルであってもいつかは出口に出ることが出来るという、希望的予測可能な事柄であり、自身の努力によって社会情勢が反転し景気回復の時を企業としての自力を伸ばしつつ“待つ”ことでこのトンネルを脱出することが出来ました。

この30年の間、信頼いただいたお客様方、助けていただいた同業の皆様方、信用し資材を納品いただいた商社の皆様、共に命をかけて歩んでいただいた社員様をはじめ、ご指導頂きました多くの方々に心から感謝を申し上げます。

今すでに我々は“待つ”ことが許されない時代に突入しています。それは、これまでの単純な景気の波とは違い、日本という国の構造が以前と全く変わっているということです。国民全体の生産年齢人口が驚くスピードを持って減少し、全ての産業において需要が無くなっていくでしょう。それによって国内内需が縮小し、日本という国の市場価値を失ってしまいます。

戦中多くの先達が命を失いながら守ってくれたこの国は、復興・成長・安定・衰退の成長曲線を終えて、これまでとは全く違った曲線を描いていくのです。私達は、その波を捉えるのではなく創り出していく集団となる事こそが、この会社に関わる全ての人々の幸せに繋がっていくのだと信じています。

 

・創り出す企業となるために

創り出す企業となるために、企業とそれを構成する個々の成長を伴う、前向きな意識の変化とその継続が必要です。

そのために、都島興業は2020年までに、以下3つのことを達成します。

①お客様と共に歩める企業となること

②建設産業における省力化のリーディングカンパニーとなること

③企業が社員・協力企業が共に成長し、勝ち取ることが出来るステージとなること

この達成には、全員が一丸となって、変化を恐れず、意欲的に挑戦し、諦めず継続しなければ達成することが出来ません。

 

  • お客様と共に歩める企業となる

お客様に信頼いただくことが使命であります。そのお客様に私達にご用命頂くことのメリットとして、お客様の要望はもとより、より感動していただける様に最大限の努力を継続し、お客様の繁栄に寄与できる歩みを続けることが出来る企業を目指します。

 

  • 建設産業における省力化のリーディングカンパニーとなること

若年層の減少と高齢化により、建設産業は深刻な人不足時代に突入しました。2025年には、130万人もの労働力が不足するという試算もあり、施工業者は削ぎ落とされる様に供給能力を失っていきます。これまで様々な省力化に取り組んで参りましたが、時代が追いつき、これまでの経験やノウハウを生かすことが出来る“時”がやっと来ました。私達は、これまで培って来たノウハウや新しいアイデアを多くの皆様に活用していただける様に、様々な形で事業化します。

日本一の省力化提案企業として認知される様に、独自の開発ロジックを確立して参ります。

 

  • 企業が社員・協力企業が共に成長し、勝ち取ることが出来るステージとなること

内需産業である建設業は、景気の波といった単純な流れで景気が企業の業績を左右すると言った言い訳は、もうすでに人口が減少し続ける社会情勢のなかでは意味をなさなくなっています。人口が一転し、増え続ける様な可能性のない希望を持つ様に、入り口がないトンネルに入っているのです。

そのトンネルから抜け出すには、新たな出口に向かって新しいトンネルを自分たちの手で掘り進めなければなりません。その実現には、誰と共に、どの方向に出口を求めて掘り進んでいくのかが重要です。その出口の先には、必ず共に汗した全員の成功があるはずです。

個々の幸せは、それぞれです。しかし、人生における時間の大半を仕事にかけていることを忘れてはなりません。仕事で得ることが出来る幸せは、必ず自分たちそれぞれの幸せに直結するはずです。企業として、その実現ステージを経験や挑戦によって成長し、自己実現のステージとなれる様な環境を構築して参ります。

 

 

最後に

私は物事の長短所というのは、常に表裏一体であると考えています。弊社は、若い企業であり若者の集団であります。実績も少なく、経験値も老舗企業様に比べると劣ります。しかし、私たちにはこれまで育ててきた“ミヤコジマの考え方”があります。企業としての使命、実現すべきビジョン、日々の行動指針となる方針や優先順位など、これまで改善を重ねながら明確化し、仲間と共有する地道な運動や独自の企業の在り方や社会の未来像を考え、それを実現するためのメソッドを構築し、数年間をかけて多くの方に発信してまいりました。

 

我々のビジョンであります「世界一、ひとにやさしい現場創り」

 

この実現に精一杯取り組み、必ず魅力ある建設業を実現します。

本年も、ご理解とご支援賜ります様お願い申し上げます。

 

2018年1月

有限会社都島興業

代表取締役 眞部 達也

弊社開発のスペ―サーについて

現在、日本ではプラスチック製スペ―サーの使用が制限されていますが、それはデザインの力によってその制限を限定できると考えています。

下記、私の考えです。

建設工事での鉄筋の組立時に使用する、かぶり確保のための底面用スペーサー(サポート)は様々な材質・形状があり、それぞれが一長一短の性質を持っています。そのほとんどは施工性を念頭に置いた設計ではない上に出来上がりのコンクリート強度に多少なりとも負の影響を持つ形状のものがほとんどです。

その材質の中で、造型の容易さやコスト面で優位性のあるプラスチック製は融解温度などの理由において耐火構造に適さないということで使用が制限されていますが、すべては素材のみの指定であり形状については出来上がりのコンクリート強度及び施工性について疑問を多く残すものであります。プラスチックは、他の素材に比べて圧倒的に造型が容易であり、労務不足や施工者の技能低下などの諸問題において生産性向上に寄与する技術・デザインに優れた形状を表現しやすい素材と考えます。

前述の優れたデザインによるプラスチック製スペーサーはコンクリートの充填性能を高めることでスペーサーを限界まで厚いコンクリートで覆うことが出来て、耐火・耐熱・耐荷重に優れたコンクリート板を製作することが可能であると考えます。

需給バランスの崩壊が確実な今、根本から価値観の改革が必要であると考えています。

前例<コスト<品質=安全=省力化・省人化

国立大学法人香川大学との共同研究について

弊社は、2017年5月より国立大学法人香川大学工学部様との共同研究を開始しました。

これは、 かがわ中小企業応援ファンド事業として認定を受けた、弊社新製品のVバースペーサーの開発について、スペーサーがコンクリートに及ぼす影響を確認し、更なる機能向上を図るために行うものです。

内容としては、

素材と形状と熱膨張によるコンクリートへの影響の確認

形状による耐火性能向上を証明

素材・形状ごとのコンクリート強度に与える影響の確認

をメインとした実験を行います。

信頼される企業として、鉄筋コンクリート構造物の長寿命化と生産性向上に貢献するために、我々にしかできない現場発信の”使える技術”を追求してまいります。

弊社中期ビジョンを発表します

人手に頼らず、職人が誇りを持てる
鉄筋工事の実現に向けて

                                  眞部 達也

鉄筋工事の仕事は、誰でもできる単純作業と、熟練職人の職人技が求められる作業が、混在しています。しかし、現状は、一人の熟練職人が、両方のタイプの作業をカバーしています。

それにより、二つの問題が生じています。

一つは、作業の魅力の低下です。単純作業は、つらく単調であり、あまり楽しい作業ではありません。これが、若い世代の人々にとって、不人気の理由であったり、鉄筋職人が仕事に誇りを持ちにくい要因にもなっています。

もう一つは、人手不足です。オリンピック需要がピークを迎えるであろう2018年以降、新規建設需要が減少することが見込まれており、そのような中、鉄筋工事事業者は、新規職人の採用を見合わせており、後継者がいない多くの事業者は、廃業を考えています。しかし、そうした動きによって、将来の需要の低下以上に、鉄筋工事の供給力を低下させてしまうことが懸念されおり、必要な工事を行うことができなくなるリスクが深刻化しています。

このような中、私たちは、鉄筋工事の半自動化を進めることを通じて、人手に頼らず、職人が誇りを持ち、楽に作業ができる魅力ある鉄筋工事のあり方を追求していきます。

具体的には、次の三つの施策を進めます。
①高機能スペーサーや、簡単に結束が出来る結束線などの省力化製品の開発
②ジャバラユニット工法や溶け込み溶接ユニットなどを利用した鉄筋部材のユニット化
③大量単純作業に特化した現場作業の自動化

これらの施策の実現で、今後の鉄筋職人の需要増減に、柔軟に対処できる鉄筋工事が可能となります。

「少数の熟練鉄筋工が、単純作業を担うロボットを使いこなすことで、固定比率が低く、建設需要の変動に強い、鉄筋工事会社の経営を可能にする。これが、近未来の鉄筋工事のあり方である」
私たちは、このようなビジョンを描いて、鉄筋業界のブレークスルーの実現に、取り組んでいます。

私は、地方の一鉄筋技術者であり、零細企業の経営者であり、限られた経営資源しか持ち合わせていません。しかし、私には夢があります。「鉄筋工事の半自動化を進めることを通じて、人手に頼らず、職人が誇りを持ち、楽に作業ができる魅力ある鉄筋工事を実現する」ことに、人生を賭けて取り組んでいく覚悟があります。

この想いに賛同し、共に汗を流してくれる仲間と一緒なら、必ずやりぬくことができると確信しています。

新年御挨拶

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は、弊社をご愛顧いただきまして心より感謝申し上げます。

本年も、昨年同様お引き立ての程をどうぞよろしくお願い致します。

新年のご挨拶として、弊社メッセージを添えさせていただきます。

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ふとしたきっかけで、2012年にある統計資料と出会いました。それは、建設業就業人数が2012年までの15年間で30%減少したといものです。それから私は、様々なデータを調べてぼんやりとではありますが、危機的状況と言える現実を把握することが出来ました。まさに、現状のままでは必ず現実となる建設業界の未来です。

“仕組みの自然崩壊”

これは、この職業で輝きたいと心から願い、夢を持って人生をかけて挑戦する若者が居ないということです。そのうえ、これまでこの業界を牽引してきた40%もの先達が2025までに引退し、技術伝承の教育システムを持たず、教えることから逃げてきた我々は力と技術を失います。また、現在ある建設業界の構造設計が高度成長期に出来上がった「成長・上昇前提の仕組み」であり、衰退・下降を食い止めるための仕組みではないのです。現在の仕組みが育てた業界は、需要の波に過敏に反応し将来的観測からの戦略ではなく、ごく単純な価格のみの受注競争に没頭し、自社・下請企業の人材育成に投資するはずの原資調達から目を背けて、教え伝えていくことをやめ、仕事を単なる量で図るようなある意味、単純明快な企業集団なのです。これは、日本のリーディング企業と建設省(現国土交通省)が、高度成長期に設計・構成したものです。

「このままでは絶対に駄目だ。でも、まず成さなければならないことは何なのだろうか?」5年間様々な事に挑戦しながら自問自答の日々を過ごし、私は一つの結論に至りました。

それは、業界のこれまでの常識を作ってきた、仕事(作業)に対して必要な、技術レベルを平坦化し単純な量のみを査定基準とした常識を、建設産業が未経験の領域であり他産業がこれまで経験してきた産業革命・流通革命による既存価値の破壊と真の価値創造の実現です。

私は、この実現を使命とすることを決めました。そのために、三方良しを判断基準とし、出来事に感謝する心と人を愛する心を以て、人類の更なる発展に寄与するファーストカンパニーを育て、その事業によって仲間の幸福と当社の発展を実現することを人生のミッションとすることで、最高の技術者集団によって生み出された、建設工事の限界省力化技術による既存価値の破壊と、それに伴って洗い出された真の職人しか出来ない仕事の価値向上を実現します。

有限会社都島興業

代表取締役 眞部達也

四国新聞掲載の件について

本日(2016年3月10日)四国新聞紙面にて、取り上げて頂きました記事について

弊社とEMO株式会社が提携し、省力化と建設工事の鉄をキーワードとしたWEBサイトを3月1日より公開させて頂きました。

http://soku-tetsu.com/

これは、<速鉄(そくてつ)>というブランドで展開する、”省力化””スピード”に特化したソリューションサービスの一環であり、新技術及び新工法の情報を多くの方に知って頂き、活用して頂くためのサービスです。

これまで、建設業界の新しい試みや商品は”口づて”での広まりでありました。しかしながら、現在の情報化社会の中でこれからの建設業界は、もっとスピード感のある情報の収集と即時の活用が求められます。

全ての業界において、”省力化””無人化”がこれからの道筋であると確信しています。

このWEBサイトは、現在弊社が開発した”Vバースペーサー”のみの取り扱いですが、このキーワードに当てはまる工法・サービス・商品などの情報や日本中の企業が取り組んでいる試みを収集できる、データベースとしたいと考えています。

また、建設資材をインターネット流通によって流通させる「流通革命」に向けた、インパクトとすると共に、世界の皆様とつながり大きな建設工事省力化コミュニティを形成します。

現在、広く情報を求めています。

日本中の皆様の夢をこのサイトで実現できれば幸いです。

2016年3月10日四国新聞