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新年御挨拶

2017.01.06

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、弊社をご愛顧いただきまして心より感謝申し上げます。
本年も、昨年同様お引き立ての程をどうぞよろしくお願い致します。
新年のご挨拶として、弊社メッセージを添えさせていただきます。
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ふとしたきっかけで、2012年にある統計資料と出会いました。それは、建設業就業人数が2012年までの15年間で30%減少したといものです。それから私は、様々なデータを調べてぼんやりとではありますが、危機的状況と言える現実を把握することが出来ました。まさに、現状のままでは必ず現実となる建設業界の未来です。
“仕組みの自然崩壊”
これは、この職業で輝きたいと心から願い、夢を持って人生をかけて挑戦する若者が居ないということです。そのうえ、これまでこの業界を牽引してきた40%もの先達が2025までに引退し、技術伝承の教育システムを持たず、教えることから逃げてきた我々は力と技術を失います。また、現在ある建設業界の構造設計が高度成長期に出来上がった「成長・上昇前提の仕組み」であり、衰退・下降を食い止めるための仕組みではないのです。現在の仕組みが育てた業界は、需要の波に過敏に反応し将来的観測からの戦略ではなく、ごく単純な価格のみの受注競争に没頭し、自社・下請企業の人材育成に投資するはずの原資調達から目を背けて、教え伝えていくことをやめ、仕事を単なる量で図るようなある意味、単純明快な企業集団なのです。これは、日本のリーディング企業と建設省(現国土交通省)が、高度成長期に設計・構成したものです。
「このままでは絶対に駄目だ。でも、まず成さなければならないことは何なのだろうか?」5年間様々な事に挑戦しながら自問自答の日々を過ごし、私は一つの結論に至りました。
それは、業界のこれまでの常識を作ってきた、仕事(作業)に対して必要な、技術レベルを平坦化し単純な量のみを査定基準とした常識を、建設産業が未経験の領域であり他産業がこれまで経験してきた産業革命・流通革命による既存価値の破壊と真の価値創造の実現です。
私は、この実現を使命とすることを決めました。そのために、三方良しを判断基準とし、出来事に感謝する心と人を愛する心を以て、人類の更なる発展に寄与するファーストカンパニーを育て、その事業によって仲間の幸福と当社の発展を実現することを人生のミッションとすることで、最高の技術者集団によって生み出された、建設工事の限界省力化技術による既存価値の破壊と、それに伴って洗い出された真の職人しか出来ない仕事の価値向上を実現します。

有限会社都島興業
代表取締役 眞部達也