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Infomationお知らせ

弊社開発のスペ―サーについて

2017.10.10

現在、日本ではプラスチック製スペ―サーの使用が制限されていますが、それはデザインの力によってその制限を限定できると考えています。

下記、私の考えです。

建設工事での鉄筋の組立時に使用する、かぶり確保のための底面用スペーサー(サポート)は様々な材質・形状があり、それぞれが一長一短の性質を持っています。そのほとんどは施工性を念頭に置いた設計ではない上に出来上がりのコンクリート強度に多少なりとも負の影響を持つ形状のものがほとんどです。

その材質の中で、造型の容易さやコスト面で優位性のあるプラスチック製は融解温度などの理由において耐火構造に適さないということで使用が制限されていますが、すべては素材のみの指定であり形状については出来上がりのコンクリート強度及び施工性について疑問を多く残すものであります。プラスチックは、他の素材に比べて圧倒的に造型が容易であり、労務不足や施工者の技能低下などの諸問題において生産性向上に寄与する技術・デザインに優れた形状を表現しやすい素材と考えます。

前述の優れたデザインによるプラスチック製スペーサーはコンクリートの充填性能を高めることでスペーサーを限界まで厚いコンクリートで覆うことが出来て、耐火・耐熱・耐荷重に優れたコンクリート板を製作することが可能であると考えます。

需給バランスの崩壊が確実な今、根本から価値観の改革が必要であると考えています。

前例<コスト<品質=安全=省力化・省人化